「未経験からアパレル販売員になるためには、職務経歴書に何を書けば良い?」「何をどのようにアピールすべきか、具体的な書き方を教えてほしい・・。」このような悩みをお持ちではありませんか。
アパレル業界での転職や就職を成功させるためには、魅力的な職務経歴書の準備が欠かせません。しかし、職務経歴書の書き方を直接教わる機会はあまりないため、書き方に迷ってしまう方も多いでしょう。
そこで今回は、アパレル販売員に特化した人材サービスを手掛ける当社が、アパレル販売員になりたい方に向けて効果的な職務経歴書の書き方を解説します。具体的なポイントと書き方例も紹介しますので、これから転職活動を始める方や職務経歴書をブラッシュアップしたい方はぜひ参考になさってください。
職務経歴書の書き方例
早速、職務経歴書の具体例からお見せしたいと思います。職務経歴書の書き方がわからない方は、以下を参考に、ご自身のこれまでの経験や実績に置き換えてみてください。
ただし、これだけだとどこが大切なのかわからない方も多いと思いますので、続いては職務経歴書を作成する際に、特に押さえておきたいポイントを紹介します。
20▲▲年■月●日
佐藤 太郎(氏名)
■職務要約
私は●●店で、自社ブランド▲▲の販売、接客、コーディネート提案、在庫管理を4年間経験しました。近年では、エリアマネージャーとして、複数店舗の売上向上や顧客満足度の改善に向けた取り組み、スタッフ育成にも取り組んでまいりました。
■職務経歴
20▲▲年▲月~現在 ◯◯◯株式会社
・事業内容:衣料品・ファッション雑貨の企画、製造及び販売
・資本金:〇〇〇百万円 売上高:〇〇〇百万円(20▲▲年)
・従業員数:〇〇〇名
・雇用形態:正社員
・業務内容:接客販売、コーディネート提案、売上管理、在庫管理、スタッフ育成、シフト管理など
アパレルの販売員として店頭に立ち、同時に店長も務めております。
20▲▲年▲月~20▲▲年▲月 〇〇◯株式会社
・事業内容:衣料品・ファッション雑貨の企画、製造及び販売
・資本金:〇〇〇百万円 売上高:〇〇〇百万円(20▲▲年)
・従業員数:〇〇〇名
・雇用形態:正社員
・業務内容:接客販売、売上管理、在庫管理、商品発注など
〇〇◯株式会社の運営する●●ブランドでアパレルの販売員として、在籍期間中に3店舗で勤務しました。
■保有資格
・販売士(リテールマーケティング)検定3級(20▲▲年▲▲月)
・普通自動車第一種運転免許(20▲▲年▲▲月)
■自己PR
【実践してきたこと】
日々トレンドや顧客ニーズに敏感であり、色彩の知識と組み合わせて、お客様に適切なアドバイスやコーディネートを提案しています。また、顧客満足度向上のために、店舗レイアウトやディスプレイを随時見直し、在庫管理や発注も効率的に行っています。これらの取り組みが評価され、エリアマネージャーに昇格しました。
【実績・成果】
・店長就任後、複数店舗の売上改善や顧客満足度向上に貢献し、その結果、店舗の売上が前年比8%増を達成することができました。
・お客様からのフィードバックを活かしたコーディネート提案により、個人の売上目標を5ヶ月連続で達成しました。
以上
アパレル販売員向けの職務経験の書き方
職務経歴書の中心となるのが、これまでの職務経験です。以下のポイントに注意して記載しましょう。
業務内容を具体的に説明する
商品陳列や在庫管理など、実際にやった業務を詳細に書き出していきます。なるべく具体的に書き出すことで、採用担当者に対して自分の経験値をアピールできます。
実績を具体的な数字で示す
販売実績や顧客満足度向上など、実績を具体的な数字で示すことで説得力が増します。例えば、売上前年対比で●●%アップした。お客様一人あたりの販売単価が●●%アップした。などです。
そして、どうしてそのような実績を上げられたのか、具体的な取り組みを記載します。「自分自身が取り組んだことが成果に結びついた」というシナリオを意識することが大切です。
独自のスキルや強みをアピールする
ブランドや取り扱い商品の知識、コーディネート提案力などのスキルをアピールすることが大切です。
「自分は何ができるのか?」を客観的に振り返り、強みや特徴として伝えることで、採用担当者のメリットに留まる可能性がグッと高まるでしょう。
その他のスキル・資格の記載方法
アパレル販売員として求められるスキルや資格があれば大いにアピールしましょう。具体的には以下のように記載します。
【保有資格】
・販売士(リテールマーケティング)検定3級(20▲▲年▲▲月)
・接客販売技能士3級(20▲▲年▲▲月)
・TOEIC 600点(20▲▲年▲▲月)
・色彩検定2級(20▲▲年▲▲月)
ただし、資格が多ければ良いわけではありません。逆に「なぜこの資格を取得したのか」「この資格を取得したことでどんなメリットがあったか」といったことが明確に答えられなければ、単なる資格コレクターと思われる可能性もあります。
アパレル販売員として、採用担当者が最も気にするのは、店頭に立ってお客様と信頼関係を築いていけるかどうかです。資格の数だけではアピール材料として不十分ですので、ご注意ください。
自己PRの書き方
自己PRでは、販売員としての強みや独自の視点をアピールし、転職・就職活動の意欲や将来のビジョンを伝えましょう。ここで注意したいのは、前職の批判や不満など、ネガティブな情報は書かないことです。
仮に、「残業代が未払いだった」「上司からパワハラを受けた」といったことがキッカケで転職を考えているとしても、転職志望先にとっては採用すべき理由にはなりません。
採用担当者が意識しているのは、「この人を採用することで会社にどんなメリットがもたらされるか」ということです。自分がその会社に入りたい理由にばかり目が向けるのではなく、相手があなたを採用すべき必要性から逆算して考えることが大切です。
アパレル販売員への転職で職務経歴書の書き方がわからない方はお気軽にご相談ください!
職務経歴書はあなたがこれまでにどこでどのような働き方をして、どんなスキルや経験を持っているかを伝えるために大切な書類です。
職務経歴書は自身が培ってきたキャリアをまとめたものですので、一度作成したデータはパソコンやスマートフォンに保存し、定期的にブラッシュアップすることが大切です。
また、日々の仕事においても積極的に新しいことに取り組んだり、定量を意識して成果につなげたりすると、いざ転職活動をするとなったときに、職務経歴書に具体的に書けることが多くなります。
もし、職務経歴書の書き方にご不明点やお困りごとがある際は、当社までお気軽にご連絡ください。当社イッツ・スタッフは、アパレル・コスメ販売に特化した人材サービス企業です。これまで何百名もの求職者と面談を行った実績がありますので、人材のプロの視点で職務経歴書の書き方をサポートさせていただきます。